大人でも起こりうる食物アレルギー

ある日突然発症する、食物アレルギー

「食物アレルギー」と言えば、小さな子どもが引き起こすものを

思い浮かべる方が多いかもしれません。
大人になって、急に発症する食物アレルギーのことをご存じでしょうか?

今まで普通に食べていたものでも、免疫が過剰に働いてしまい

様々なアレルギー症状が起こります。

軽い症状だと、蕁麻疹、咳、喉のイガイガ感。
重い症状だと、呼吸困難、意識障害、下痢、アナフィラキシーショック

(意識障害など緊急性が高い症状のこと)など。

症状によっては、命に係わる場合もあります。

原因となる食品は年代によって異なり、
18 歳以上の場合は「甲殻類、小麦、魚類、果物類、大豆」が多いと言われています。

 

 

花粉症と果物アレルギーの意外な関係

新鮮な果物や野菜を食べた時、口の中がイガイガしたり、かゆくなったりすることがあります。

こちらは、「口腔アレルギー症候群」と呼ばれ、花粉症との関連が非常に強いことがわかっています。

 

花粉症の方は、花粉に含まれるたんぱく質(アレルゲン)に対して、過剰な免疫反応を起こします。

花粉のたんぱく質と、果物や野菜に含まれるたんぱく質が似ていることから、

新たなアレルギー物質と認識してしまうのです。

例 ・シラカバ花粉―リンゴ、モモ、さくらんぼなどのバラ科の果物

・イネ科花粉―メロン、スイカなどウリ科の果物

※加熱された加工品や市販のジュースではほとんど起こりません。

 

運動でアレルギーが誘発される場合も

食べただけでは症状は起きなくても、食後に運動が加わることによってアナフィラキシーショックが

起こる場合があります。こちらは<食物依存性運動誘発アナフィラキシー>と呼ばれます。

運動によって腸での消化や吸収に変化が起き、アレルゲンが吸収されて起こると言われています。

<予防法>

①原因になりやすい食品を食べた後 2 時間は運動を避ける(可能なら 4 時間)

②皮膚などに違和感があった時点で運動を中止して休憩する

 

 

他人事ではない、アレルギー

大人の食物アレルギーは治療方法が確立していないため、いったん発症すると

原因食品を避けるほかありません。

体調不良がきっかけになることも多いため、疲労やストレスが溜まっているときに

無理をしないことも、予防のひとつと言えるでしょう。