薬剤師が自宅に訪問してお薬の配薬をしたり体調を確認したり医師、看護師などと連携していく介護保健サービス

があるのはご存知ですか。私はこの仕事に携わってから8年がたちます。
そんな中で気がついたこと。それは「薬を100%飲めたからといって100%幸せになれるわけではない」ということ。

当たり前のことですが最近また改めてそう感じています。薬剤師は100%服薬を目指して服薬管理を行いますが

それだけでは患者さんの幸せな時間は増えません。

きちんと服薬して体調がよい時間に何をするのかが重要です。例えば、家族との時間を過ごしたり

自分の好きな趣味をしたり、誰かにありがとうを言われたり。(←実はこれって1番大切なのではと思っています)
今誰かを介護をしている人もされている人も。これからする人もされる人も…。
そんな日がいつかくるということを忘れないでほしいと思います。そう思うと大切な誰かともっと顔をみて

話をすることがすごく必要だと気がつきます。
大切に思っていても今まで関わっていなかった家族の生活に突然関わってすぐにうまくいくケースは少なく

感じるからです。
少しでも同感していただけるのであれば、今日はまず今食べたいと思っている食べ物を聞いてみては

どうでしょうか？

ちなみに私の祖母は「種がちゃんとついてる梅干し」だそうです。

笑食べやすいかと思い種を取った後、そう言われました。

ちゃんと話してみないと好みって意外とわからないものですね。  

私はこれからもお薬の先にある患者さんの幸せな時間を忘れずに薬剤師の仕事をしていきたいと思っています。