大里店 一葉

アトム薬局大里店は、東洋医学を主に患者さまの体調をととのえていく先生方の処方を

受けることが多い薬局です。

薬局に入ると漢方、生薬の独特の香りが出迎え、入ってくる方々が不思議に感じるようです。

漢方のエキス製剤・生薬の混合、生薬をより効果的に調剤するために炒める・煮詰める・粉砕

する等、薬局の仕事としては珍しい作業があるため、薬局全体が生薬の香りで包まれます。

私は大里店に異動して以来、丸薬製剤を担当させていただいています。

丸薬・・正露丸、御嶽百草丸を思い浮かべていただけるとよいと思います。
今回は丸薬製剤についてお伝えすることにしました。

製剤過程を説明します。
① 粉砕して粉状にした生薬を混ぜ合わせ生地を作る。          
② 丸薬機で生地を飲みやすい大きさの球状にして、乾燥させる。
③ 処方指示にしたがい分包する。

 

 

私は丸薬製剤がほぼ完成した段階で製剤に関わらせていただいていますが、手探りから始まった

丸薬製剤で、まずは古文書から本来の作り方を学び、現代の製剤技術を踏まえたうえで、

実際に手捏ね、手延ばし、手で丸め・・のような試行錯誤を重ねて、今に至るそうです。

少量の生薬で届かせたい部位に効果的に効くという大きなメリットがある一方で

製剤に手間がかかるといデメリットがある丸薬です。

長い間悩んでいた症状が改善し、本当によかったと喜ぶ患者様からの声を聞くたびに

丸薬効果を実感しています。

 

患者様の症状改善に寄与したいという先生方の熱意と努力、先生方と患者様をサポートしたい

という薬局スタッフの姿勢に感心し、その一員として働けることに感謝する毎日です。

 

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