理合のある生活
剣道の用語で「理合(りあい)」という言葉があります。
似たような言葉で「合理(ごうり)」が最も親しみがあるのではないでしょうか。
合理を国語辞典で調べると、道理にかなっていること。論理的に正当であること。
と記されています。
社会では合理的に物事を進めることが良しとされています。
仕事をスムーズに進めるためには業務の合理化をするとか
訪問の時間をまとめることで合理的に訪問を行うとかでしょうか。
さて、これは個人の生活でもあてはまるものなのでしょうか。
日々の掃除時間を合理化するためにロボット掃除機を導入する。
洗濯の合理化でドラム式洗濯乾燥機に買い替えるなどなど…
合理的な選択が自由時間を増やすことはできるのですが
個人生活の満足度は自由時間のみで決まるものではありません。
なぜなら、先日ロボット掃除機が子どものレゴブロックを吸い込み
掃除部品が破損したり、非合理的な結果になりました。
子どものおもちゃが散乱するならロボット掃除機は子ども部屋以外に
設定しハンディ掃除機を使う。外干しと乾燥機行きを分けた洗濯分別をする。
などといった一見非合理ではあるけれども、私にとっては理に合うこと。
合理的選択は理解した上で個別最適化することが「理合」なのかなと考えます。
現代社会では合理化の波がありますが、そこには個人の遊び(最適化)がないようにも感じます。
理合のある生活を心がけていきたいなと思います。
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